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 ■2010年11月号 内容
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消化器がん&副作用対策特集
1 食道がんの治療最新事情
  食道がんの治療をどう選ぶ?キーワードは「治療の組み合わせ」
それぞれの治療法のメリット、デメリットを理解し、自分に合った治療を
  監修
大津 敦 国立がん研究センター東病院臨床開発センター長兼消化管内科長
宇田川晴司 虎の門病院消化器外科部長
取材・文「がんサポート」編集部
  今年、小澤征爾さんと桑田佳祐さんが相次いで食道がんにかかったことを公表し、世間の注目が集まった。
食道がんは治療が難しく複雑で、ときには患者さん自身が治療法を選択しなければならない場合もある。
食道がん治療の最新動向と治療法を選択するときのポイントを解説する。
2 食道がんの術前化学療法
  食道がんは術前化学療法で全身の微小転移を制御する
副作用を抑えて化学療法の効果を最大限に引き出す
  監修矢野雅彦 大阪府立成人病センター消化器外科主任部長
取材・文柄川昭彦
  リンパ節転移が起こりやすい食道がんでは、手術前に化学療法を行う術前化学療法が標準治療となっている。
これにより、全身の微小転移を制御することで、生存率も高くなるという。
新しい多剤併用療法が模索されたり、副作用対策が工夫されたりと、着実に進歩を遂げている術前化学療法の最新情報を追ってみた。
3 大腸がん薬物療法副作用対策
  大腸がん薬物療法の副作用対策はここまで進んだ
適切かセルフケアと治療で副作用の症状が軽減でき、治療も長期間続けられる
  監修大城 充・東邦大学医療センター佐倉病院外科講師
取材・文がんサポート編集部
  大腸がんの薬物療法では今、副作用対策が注目を集めている。
QOLの改善だけでなく、延命効果の向上につながることもわかってきたからだ。
とくに、FOLFOX療法で多発する末梢神経障害には、がん疼痛性治療薬が有効と期待されている。
4 腸閉塞対策
  消化器がん手術後の腸閉塞は、この対策で減らせる
手術後の癒着防止材や腸閉塞を防ぐ薬が登場、患者さん自身の食生活の改善も肝心
  監修船橋公彦・東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科准教授
取材・文町口充
  胃がんや大腸がんの外科療法では、開腹手術の後遺症として腸閉塞(イレウス)に悩まされる人が少なくありません。
中には再手術を余儀なくされる人もいて、術後の腸閉塞対策は、患者さんのQOL(生活の質)向上に欠かせないものとなっています。 最近では腸閉塞の予防に役立つ医療用具や薬も普及しています。
5 消化器がんの副作用対策
  口内炎など消化器がんの副作用対策に成分栄養剤の利点を生かす
カロリー補給のための栄養剤から、抗がん剤の支持療法、副作用対策として今注目の的
  監修田中善宏 岐阜大学医学部付属病院腫瘍外科助教
  ●緒方 裕 久留米大学医学部付属医療センター外科教授
  ●佐藤 弘 静岡県立静岡がんセンター食道外科医長
取材・文「がんサポート」編集部
  成分栄養剤は吸収性の高さだけでなく、抗がん剤により損傷した消化器管の粘膜を改善する効果がある。
この効果に着目し、口内炎などの抗がん剤治療で起こる副作用対策に活かそうする動きがある。
そこで成分栄養剤の効果について研究を進める3人の医師に、その詳細をうかがった。
6 副作用対策座談会
  XELOX療法の副作用「血管痛」はこうして乗り切ろう!!
「腕を温める」「希釈液量を増やす」……さまざまな工夫で大腸がん患者さんの苦痛を和らげる
  出席者
兵頭一之介 筑波大学大学院消化器内科教授、総合がん診療センター部長
三嶋 秀行 大阪医療センター外来化学療法室長 外科医長
松山和代 大阪医療センター薬剤科
仁科智裕 四国がんセンター消化器内科医員
森ひろみ 四国がんセンター副看護師長
石倉久嗣 徳島赤十字病院外科部長
組橋由記 徳島赤十字病院薬剤部医薬品情報管理係長
  現在、進行・再発大腸がんの標準治療の1つとして、エルプラットを含むXELOX療法が広く行われています。
3週間に1回の通院で済むことから患者さんへの負担が少なく、簡便な治療として喜ばれています。
しかし、一方で点滴した腕などに痛みを訴える患者さんが多いこともわかってきました。
そこで、この副作用の問題に先進的に取り組んでいる医療従事者のみなさんにその対策を話し合っていただきました。
   
シリーズ26機能温存・機能回復目指して
温熱・免疫療法の併用は標準治療の効果を高めるか――
肝臓がんや膵がんで効果が現れたというが、まだ試験段階
監修吉川敏一 京都府立医科大学消化器内科学教授
取材祢津加奈子 医療ジャーナリスト
温熱療法や免疫療法は、副作用が少なく、体にやさしいのが利点の1つ。
以前からがん治療に期待されてはきたが、なかなか臨床試験で効果を検証することは難しかった。
しかし、京都府立医科大学消化器内科学教授の吉川敏一さんたちは、標準治療が終わり、治療手段がなくなった患者さんにこうした治療を行い、効果をあげているという。
患者のためのがんの薬事典68
アブラキサン(一般名パクリタキセル)
乳がん患者さんのQOLを高める新しいパクリタキセル製剤「アブラキサン」登場
取材・文柄川昭彦
抗がん剤のパクリタキセルは、がんの分野で広く使われてきました。そうした中、改良された新剤形・新用量のパクリタキセル製剤としてアブラキサンが新登場しました。
3時間かかった点滴時間は30分に短縮され、過敏症によるアナフィラキシーショック症状なども回避できるようになりました。
今年7月に承認され、乳がんの2次治療薬として期待されています。
診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第48 回 腎盂がん CT&エックス線造影検査
造影剤を入れたCT検査で黒い影があればがんを疑う
監修森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
取材・文黒木要
(患者プロフィール)
50歳の女性Wさん。トイレで尿がうっすらと赤いことに気付く。 血が混じっているように思えたため、近くの泌尿器科を受診すると、がんの疑いがあるということで、国立がん研究センターを紹介された。 CT検査や造影剤を入れるエックス線検査、および細胞診で、泌尿器系のがんでは割と少ない腎盂がんであることが判明した。
川本敏郎の教えて!がん医療のABC 連載10
味覚障害、食欲低下、喉の痛み……幾多の副作用を乗り越えて
治療は楽だが、副作用がつらい放射線治療
監修幡多政治 横浜市立大学大学院医学研究科放射線医学准教授
イラストレーション佐藤竹右衛門
下咽頭がんの治療によって、唾液停止、味覚障害が出てしまった川本さん。
治療が進むにつれて、食欲低下、喉の痛みなど、さまざまな副作用が川本さんを襲ってきます。
がん相談
脳腫瘍回答者・森田明夫(NTT東日本関東病院脳神経外科部長)
甲状腺がん回答者・杉谷 巌(癌研有明病院頭頸科副部長)
乳がん回答者・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
血液がん回答者・薄井紀子(東京慈恵会医科大学付属第3病院腫瘍・血液内科診療部長)
 
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
ゲスト矢ア雄一郎 テラ株式会社代表取締役社長
撮影板橋雄一
最新のがん治療法「樹状細胞ワクチン療法」で起業した元外科医のチャレンジ精神
樹状細胞ワクチン療法はがんを狙い定めて攻撃します
がんの3大治療法と言えば、手術、放射線、抗がん剤だが、最近、第4の治療法として注目されているのが免疫療法である。
なかでも最先端の免疫療法である樹状細胞ワクチン療法が脚光を浴びている。その樹状細胞ワクチン療法で起業し、創業5年でテラ株式会社をジャスダック市場に上場させたのが、元外科医の矢ア雄一郎さんだ。
若き医師時代から矢アさんを見守ってきた鎌田實さんに、樹状細胞ワクチン療法にかける情熱を聞き出してもらった――。
がん徹底対論(下)
立花 隆・評論家
中川恵一・東京大学病院放射線科准教授&緩和ケア診療部長
撮影板橋雄一
がんになったお陰で人間の存在についてより深く考えるようになりました
前々号から3回にわたった立花隆さんと、中川恵一さんの、「がん徹底対論」第3弾は、いよいよ佳境に入り、がんをいかに受け容れるかという話に及んだ。
東大病院放射線科准教授として、多くのがん患者さんと向き合ってきた中川さんは、「死ぬなら、がんで死にたい」と言い、 現在、がん患者として闘病中の評論家の立花さんは、「緩和ケアはがん治療の最初の段階から必要だ」という中川さんの考え方にシンパシーを示した――。
 
私の生きる道
加瀬邦彦さん 歌手・作曲家
がんになったことは、僕の人生の大きな財産です
食道がんを乗り越え、「人を幸せにする音楽」で団塊の世代を元気づけるザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦さん
取材・文吉田健城
撮影向井 渉
食道がんは、自覚症状が出にくいため、早期発見が難しいうえに進行も速い。
しかも、根治を目指すには手術で切除するしかないが、その手術も大がかりなものになるため、後遺症や合併症に苦しむケースが多い。
加瀬邦彦さんは53歳のとき、この厄介ながんを経験しているが、さまざまな幸運も重なって短いブランクだけで芸能活動を再開でき、 がんをきっかけに、新たな人生の目標まで見つけることができた。
がんと生きる――67
細谷真美 心と体の癒しのサロン「Mamiy」経営
2度の乳がんは、本来の自分自身を取り戻すためのレッスンだった
胸・子宮・卵巣、女性機能をすべて切除。どん底から這い上がったその強さの秘密
取材・文吉田燿子
2度の乳がん、そして子宮筋腫と卵巣嚢腫を患い、左右の乳房、子宮、卵巣を切除した細谷真美さん。
女性としての機能を全て失った細谷さんだが、病気が本来の自分を取り戻すきっかけになったという―
連載32 紅珊瑚のブレスレット〜がんになって、考えたこと
洞口依子
私の中の小さな挑戦、秘かな愉しみ
 
野崎洋行と牛込紀子の「和のテイストで、免疫アップレシピ」
栄養豊かなふりかけで、新米を美味しく彩る
新米が美味しい季節になりました。「新米は収穫の喜びや食べられることのありがたさを感じさせてくれます。
今月は、そんな新米に美味しく添えるふりかけです。忙しいときや食欲がないときにも、栄養たっぷりの8種です」と分とく山の野崎洋光さん。
お米の摂取量が減っている現在、この新米の季節に改めてご飯の美味しさと栄養を見直してみましょう。
今月の料理
ご飯の友 8種ふりかけ
連載13 肝っ玉弁護士「がんのトラブル解決します」
生命保険金を受け取ると、生活保護はどうなるか
解決人渥美雅子
がんで仕事を辞め、収入が激減したため、生活保護を受けています。
抗がん剤治療に伴うカテーテル手術を受けたところ、加入している生命保険から入院給付金と手術給付金が出ました。
これは収入に認定され、生活保護の受給に影響するでしょうか。保険金は受け取らないほうがいいでしょうか。(40代、女性)
連載7  美容ジャーナリスト山崎多賀子の生きる力が湧く「キレイ塾」
自分でできる、人に行うハンドリフレクソロジー
〜言葉のいらないコミュニケーション術〜
近頃人気の「ハンドリフレクソロジー」。いわゆる手へのマッサージですが、ベッドサイドでもでき、 簡単なテクニックで、イライラや不安、不眠の解消として得られる効果が想像以上に大きいと注目されています。
そこで今回は、誰でもできるハンドリフレクソロジー講座を誌上公開!します。
この国の医療をよくするために42
医療再生のための万能薬は医業の脱「ガラパゴス化(3)
田島知郎
 
シリーズ46 届け!がん患者たちの声
離島でのがん医療格差をなくし、孤独でない闘病生活を!
経済的支援、情報格差解消を求める、がん患者さんたちの声と活
取材・文「がんサポート」編集部
離島に住むがん患者さんたちは、交通費などの金銭的な負担が増え、十分な治療が受けられないことや島特有の偏見に悩まされることも多い。
鹿児島県と沖縄県の例を中心に、そんな離島での医療格差をなくそうと奔走している、がん患者さんたちの活動を追った。
 
小嶋修一のがん医療のTO THE PONT 連載6
若い女性の乳がん検診は是か非か
若い女性を対象にした乳がん検診キャンペーンに、乳がんの専門家や患者さんら38人が「待った」をかけたことが、大きな反響を呼んでいます。
「害があるわけではないし、若い女性が積極的に検診に行くのは、むしろいいことではないか」という声も聞こえてくる一方で、 エビデンス(科学的根拠)に基づいた乳がん検診とは何かを探りました。
連載Book Review いい本に出会う
砂川恵理歌(歌手)
あたり前のことが、かけがえのないもの
『なんくるない』よしもとばなな著 新潮文庫 460円(税込)
いのちのかけ橋 連載10
患者にとって、グレーは黒
嵯峨崎泰子 医療コーディネーター
 
山里より―47
がんの向こうにみえたもの「講演会」
中島ようこ
 
森川那智子のゆるるんヨガで“ほっ”36
痛みとのつきあい方練習
 
コラム&連載
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