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 ■2010年2月号 内容
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再発の予防&治療特集
1 再発・転移の基礎知識
  これだけは知っておきたい!再発・転移の基礎知識
治療やケアを受けられる医療環境を事前に、自ら整えよう
  監修岩瀬 哲 東京大学医学部付属病院緩和ケア診療部副部長
取材「がんサポート」編集部
  「再発しました」といわれて、ショックを受けない人はいません。けれども、最近は再発・転移後にもさまざまな治療が適応になります。決して絶望せずに医師とよく相談し、治療法とQOL(生活の質)を保つ手立てを尽くしていただきたいと思います。ここでは、再発・転移の基礎知識を解説するとともに、よりよい時間を過ごすためのノウハウを伺いました。
2 進行・再発胃がん
  進行・再発胃がんへのTS-1を含む3剤併用療法が標準治療を超える効果
TS-1、シスプラチン、パクリタキセルの併用で生存期間が15カ月に
  監修岩瀬弘明 国立病院機構名古屋医療センター消化器科部長
取材・文柄川昭彦
  今年改訂版が出る胃がんの治療ガイドラインでは、進行・再発胃がんの標準療として、〈TS-1+シスプラチン〉が推奨される予定だ。臨床試験におけるこの治療法の成績は、奏効率54%、50%生存期間13カ月だった。これを上回る治療成績を残したのが、〈TS-1+シスプラチン+パクリタキセル〉の3剤併用療法である。この臨床試験データは、2008年にアメリカの権威ある学会「米国臨床腫瘍学会」で発表され、世界の注目を集めている。
3 胃がん腹膜播種の治療
  あきらめないで!胃がん腹膜播種の治療に新たな光明
お腹に直接抗がん剤を注入し高い治療効果
  監修石神浩徳 東京大学腫瘍外科助教
取材・文齊藤勝司
  胃がんの中でも、がんが進行してお腹中にがん細胞が散らばる腹膜播種。腹膜播種が起こってしまうと治療は難しく、現在のところ有効な治療法は確立されていない。そうした中、新たな方法として注目されているのが、抗がん剤を直接お腹の中に注入してがん細胞を叩く治療法だ。高い治療成績も出始めている。
4 再燃前立腺がんの治療
  延命が可能になった再燃前立腺がんの薬物療法
ホルモン剤の投与法を工夫したり、新しい抗がん剤登場により希望が出てきた
  監修平尾佳彦 奈良県立医科大学泌尿器科学教室教授
取材繁原稔弘
  前立腺がんのホルモン療法が奏効している患者さんの約半数が、数年の経過を経て再び前立腺がんの活動が活発になる、いわゆる「再燃」状態になる。再燃すると、治療はなかなか難しいが、治療法を工夫したり、有効な抗がん剤の登場により、延命ができる状況になってきた。
5 乳がんの再発予防
  乳がん患者の生存率を改善した術後補助化学療法「TC療法」
副作用の抑制方法が改善し、新たなスタンダードとして普及しはじめた
  監修川端英孝 虎の門病院乳腺・内分泌外科部長
取材・文坂本悠次
  早期乳がんの術後化学療法において、短期間の抗がん剤治療でも十分と予測される患者の治療法が大きく変わろうとしている。今までは4サイクルのAC療法がスタンダードとされていたが、それに代わって新たに登場した4サイクルのTC療法が広く普及し始めた。患者とその家族もTC療法の治療効果はもとより、副作用とその対策などについて理解を深めていくことが求められている。
6 バイオマーカー
  個別化医療の実現を可能にするバイオマーカーに大きな期待
抗がん剤の効果と副作用を予測するだけでなく、予後も予測する
  監修藤田健一 埼玉医科大学国際医療センター臨床腫瘍科・腫瘍内科講師
取材・文祢津加奈子 医療ジャーナリスト
  バイオマーカーは、抗がん剤の効果と副作用をあらかじめ予測する手段として、今治療現場での応用が進んでいる。しかし、埼玉医科大学国際医療センター臨床腫瘍科・腫瘍内科で薬学を専門とする藤田健一さんによると、バイオマーカーの利用価値はそれにとどまらないという。藤田さんに、バイオマーカーの現状と展望について聞いた。
第2特集乳がん
1 乳がんチーム医療
  がんのチーム医療を未来へ託す
厚い縦割りの壁を乗り越え、九州から意識変革の風
  レポート「がんサポート」編集部
  08年8月、九州福岡市で行われたセミナー、がんチーム医療研究会学術集会の「未来プロジェクト」は、日本ではなかなか普及しないがんのチーム医療を、医療従事者をめざす学生にグループワーク形式で学んでもらおうという趣旨の会だ。10年後、20年後に向けたその夢のプロジェクトをレポートする。
2 心のケア
  乳がんの再発・転移――確かな治療法と心のケアの重要性を知ろう
長期戦に臨むための治療戦略と、心の病気の早期発見が大切
  監修佐治重衡 埼玉医科大学国際医療センター腫瘍内科准教授
    大西秀樹 埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授
取材・文柄川明彦
  乳がん治療は、初発の場合と、再発・転移してしまった場合とでは、治療の目的も治療法もまったく異なる。ここでは、再発・転移した場合の治療の考え方についておさらいするとともに、非常に重要であるにも関わらず、見過ごされがちな心のケアについて紹介する。
3 わたしの町の実力病院・クリニック(11)
  ベルーガクリニック
早期から超早期発見へ――最新の検査機器で、わずかな病変もキャッチ

信頼できる病理診断も大きな特長
  取材・文「がんサポート」編集部
  「いくらいい治療をしようにも、診断が正しくなかったら意味はないんです」そう指摘するのは、乳がんを専門に扱うベルーガクリニック院長の富永祐司さん。最新機器による高度な検査と信頼できる病理診断を求めて、遠方からも多くの患者さんがやってくる。
   
看護ケア施設をつくる―それが急務の課題
医療イコール看護の視点を意識し、行動することが必要
江口 敏
(社)日本看護協会の前常任理事である、たかがい(高階)恵美子さんは、厚生労働省時代、「がん対策アクションプラン2005」の策定に主導的な役割を果たし、がん対策基本法の制定に大きく貢献した。たかがいさんに、がん医療における看護師の役割について話を聞いた。
 
患者のためのがんの薬事典59
アバスチン(一般名ベバシズマブ)
肺がん患者にも使えるようになった血管新生阻害剤
取材・文町口充
アバスチンは分子標的薬の1つで、がんに栄養や酸素を補給する血管が作られないようにしてがんの成長を妨げる薬です。日本では「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がん」に対してのみ使用が認められていましたが、米国、欧州に続いて、日本でも09年11月に「扁平上皮がんを除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」への適応追加の承認が得られ、肺がん治療に新たな治療選択肢が加わることになりました。
診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第40回 大腸隆起性病変(大腸ポリープ)内視鏡検査
病変の大きさとびらんの痕跡で、がん化を疑う
監修森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
取材・文黒木要
(患者プロフィール)
67歳の男性Pさん。大腸がん検診(便潜血反応検査)で陽性となり、精密検査(大腸内視鏡検査)を行ったところ、隆起性病変(大腸ポリープ)が見つかった。12〜13ミリと大きく、先端部分にびらんが起こっており、がん化の疑いもあるので切除。病理検査を行ったところ、一部ががん化していた。だが、がんのポリープを越えた広がりは認められず、内視鏡による病変切除と病理検査がそのまま診断と治療になった
先端医療の現場9
“暗黒大陸”小腸内部に潜り込んでがんを見つけ出すカプセル内視鏡
監修松橋信行 NTT東日本関東病院 消化器内科・内視鏡部部長
取材・文黒田達明
胃からも、大腸からも到達しにくい小腸。その内部を、痛みを伴わずして知る術がある。カプセル内視鏡だ。その使用によって多くの患者さんの病変を見つけることができるようになった。真っ暗な小腸を照らし出す、画期的な検査だ。
シリーズ19 機能温存・機能回復目指して
下部直腸がんになっても、大丈夫!「究極の肛門温存術」
「いかに肛門を残すか」から、「いかに肛門機能を維持するか」へ
監修西澤雄介 国立がんセンター東病院下腹部外科医師
取材・文祢津加奈子 医療ジャーナリスト
直腸がんの場合、肛門に近い下部にがんができると人工肛門になる率が高くなります。これを克服する方法として、普及しつつあるのが肛門を締める2つの括約筋のうち、内括約筋だけを切除する手術です。1999年からこの手術法を導入している国立がんセンター東病院大腸骨盤外科では、すでに治癒率では差がないといいいます。
 
連載2 川本敏郎の教えて!がん医療のABC
知らないと損する!!セカンドオピニオンの上手な受け方
情報収集し、疑問点をメモしてから受けよう
「第2の意見」として、担当医以外の医師に病状や治療法について意見を求める「セカンドオピニオン」。読者の中にも、セカンドオピニオンを受けた方がいらっしゃるかと思います。ただ、その時に本当に聞きたいことを聞けましたか? きちんと納得した答えが返ってきましたか? ここでは後悔しない、上手なセカンドオピニオンの受け方を紹介します。
 
がん相談
胆道がん回答者・森実千種(国立がんセンター中央病院内科医師)
肺がん回答者・坪井正博(神奈川県立がんセンター呼吸器外科医長)
乳がん回答者・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
頭頸部がん回答者・林 隆一(国立がんセンター東病院頭頸部外科・外来部長)
 
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
ゲスト米長邦雄 日本将棋連盟会長
セックスへの思いがあったから放射線の組織内照射に辿り着いた
将棋界の勝負師が前立腺がん治療で打ったこの一手
第51期名人で、タイトル獲得数19期を誇る永世棋聖、米長邦雄さんは、現在、日本将棋連盟会長として、将棋の普及・発展、後進の指導に当たっているが、平成20年に前立腺がんにかかり、同年暮れ、放射線治療の高線量率組織内照射を受けた。勝負師として一世を風靡した米長さんの、がん発見から放射線治療に至る過程で長考したあれこれに、「がんばらない」の鎌田實さんが迫った。がんの場所が前立腺だけに、話は男の本質にまで迫っていく――。
 
連載23 紅珊瑚のブレスレット〜がんになって、考えたこと〜
洞口依子
みんなを乗せた真夏の夜の夢
私の生きる道
藤原喜明さん・プロレスラー
ラッキーという細い糸がつながったからこそ、俺は生きている
術後1年余で「絶望的だった」リングに復帰したプロレスラー・藤原喜明さん
取材・文吉田健城
撮影明田和也
胃がんはかなり進行するまで自覚症状がないことが特徴で、がん検診を1度も受けたことがない人では手遅れの状態になってから見つかることも多い。「組長」のニックネームで人気の藤原喜明さんも、58歳までがん検診を1度も受けたことがなかった。しかし、手遅れになるぎりぎりのところでがんが見つかったのは、1人の末期がん患者との出会いだった。
シリーズがんと生きる―59
菅谷利恵子さん(48歳)再現美容師
がんと苦闘している患者さんをきれいにしてあげたい
がん体験者ならではのできることを追求し見つけ出した「再現美容師」という職業
取材・文吉田燿子
08年11月、神奈川県横浜市に医療用ウィッグを専門に扱う美容室、コワフュール・ド・コンフェッティがオープンした。このお店をオープンさせたのが、自らもがん体験者である再現美容師という職業の菅谷利恵子さん。菅谷さんの生き方は、がんを機に大きく変わり始めた――。
 
患者会活動レポート
NPO法人周南いのちを考える会  代表 前川 育
「最期まで寄りそう」気持ちで仲間をサポート
 
野崎洋行と牛込紀子の「和のテイストで、免疫アップレシピ」
季節を食に取り入れ、健やかに生きる
二十四節気の始まりは「立春」で、暦の上では2月が1年の始まりです。この新しい年を迎える前に鬼(邪気)を追い払っておこうというのが節分行事の始まりで、鰯と豆で邪気払いをする地域も多いようです。「季節の食材である鰯は鯛に匹敵するほどおいしく、栄養価がとても高い食材です」と、分とく山の野崎洋光さん。季節の節目に鰯を食べるという伝統行事は、季節を生活に取り入れ、健やかに生きるための先人たちの術なのです。
今月の料理
鰯蒲焼
牡蠣青海汁
しめじブロッコリーのみかん醤油かけ
第37回仕事をしながら療養する
田村英人さん
高額療養費還付制度で薬代の負担を軽減し、仕事に取り組む
田村英人さん(現在、59歳)は、コンピューターソフト開発会社勤務中の53歳のとき、慢性骨髄性白血病(CML)と診断された。分子標的薬のグリベック(一般名イマチニブ)の服用で救われた。55歳で退職。その1年後に保険代理店を開業。高額療養費還付制度を活用することで薬代を低減できる3カ月処方を受けながら、新たな仕事に取り組んでいる。
1002 今月のセミナー
化学療法をうまく使って再燃前立腺がんと長くつきあう
1つの抗がん剤が大きな武器に。新しい抗アンドロゲン剤の開発にも期待
取材・文「がんサポート」編集部
2009年11月27日、サノフィ・アベンティス株式会社主催のプレスセミナー「前立腺がん治療における化学療法の有用性〜内分泌療法における課題と化学療法の意義〜」が都内で行われた。前立腺がんに対する内分泌(ホルモン)療法は有効であるが、長く治療していると効かなくなる。そんな前立腺がん治療の最新情報について、筑波大学大学院人間総合科学研究科機能医学専攻腎泌尿器科学教授の赤座英之さんは講演した。
 
シリーズ38 届け!がん患者たちの声
若い女性オストメイトたちよ!「1人で悩みを抱えないで」
ストーマについての情報がもっと欲しい、そしてオストメイトの実情をもっと知って!
取材・文増山育子
がんになるだけでも大変なのに、その上にストーマ(人工肛門・人工膀胱)となった若い女性たち。ストーマケアはどうすればいいの? 結婚は? 妊娠・出産は? 仕事は?......悩みはデリケートで深刻だ。そんな女性オストメイトたちの患者会「ブーケ」が、設立10周年を迎えた。ともすると不安や心配、恐怖で押し潰されそうになるオストメイトの女性たちに捧げる言葉は、「あなたはひとりじゃないよ」。
 
この国の医療をよくするために連載34
医療崩壊が止まらないこれだけの理由(12)
田島知郎 東海大学名誉教授
 
連載5 肝っ玉弁護士がんのトラブル解決します
毎年検診を受けていた病院で友人ががんを見落とされた
解決人渥美雅子
 
Book Review いい本に出会う
浅野史郎(慶應義塾大学総合政策学部教授)
 
連載2 いのちのかけ橋
嵯峨崎泰子・医療コーディネーター
治療継続という緩和
 
連載14 患者と医者のための医療リテラシー講座
西根英一メディカルプロデューサー
「自分フレーム」
 
森川那智子のゆるるんヨガで“ほっ”27
つらいときは泣いてもいいのだ
 
コラム&連載
フォト・エッセイ 至福の時間
命を食べる
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エッセイ山里より 中島ようこ
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