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大腸がん(完売)

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  「生活見直し若いうち、壮年からはがん検診」
に尽きます

大腸がんで死なないための方法9カ条
  武藤徹一郎・癌研有明病院名誉院長
  大腸がんは、がんの中でも「最も治りやすいがん」として知られる。ところが、ここへ来て、大腸がんの死亡率は急増しており、女性は1位、男性は3位にランクされている。なぜなのだろうか。それはこの記事をよく読んでいただければわかる。大腸がんで死なないために、患者さんが知っておかなければならない方法9カ条について、癌研有明病院名誉院長の武藤徹一郎さんに書きおろしていただいた。
  ビギナー向け基礎知識
大腸がんは増えているが、治療法の進歩により、治せるがんになった
これだけは知っておきたい大腸がんの最新基礎知識
  監修大矢雅敏・癌研有明病院消化器センター下部消化管担当部長
  大腸がんは比較的治りやすいがんだが、内視鏡手術や腹腔鏡手術の進歩のおかげで、早期大腸がんは大きな手術を行わなくてもほぼ治せるようになった。また、進行・再発の大腸がんも、手術・放射線・抗がん剤治療を組み合わせて治療成績は良くなってきている。癌研有明病院消化器センター消化器外科下部消化管担当部長の大矢雅敏さんに、初めて大腸がんにかかった患者さんにもわかる、大腸がんの基礎知識を概説していただいた。
  遺伝性大腸がん
遺伝子検査を受ける前に、遺伝カウンセラーに相談を!
遺伝する大腸がん、これだけは知っておきたい
  監修岩間毅夫・佐々木研究所付属杏雲堂病院副院長
  大腸がんのうちの約5%は、親から子へがんになりやすい体質が遺伝する「家族性腫瘍」である。特定の遺伝子が原因で発病する。現在、明らかになっている遺伝性の大腸がんには、「家族性大腸ポリポーシス(FAP)や「遺伝性非ポリポーシス性大腸がん(HNPCC)」などいくつかの疾患がある。それぞれの特徴、診断、治療について、佐々木研究所付属杏雲堂病院副院長の岩間毅夫さんに解説してもらった。
  大腸がんの検査
ポリープのうちに除去すれば大腸がんにならない。40歳になったら内視鏡検査を!
大腸内視鏡検査の上手な受け方
  監修鈴木雄久 本郷メディカルクリニック院長
  大腸がんを防ぐには定期的な検診が欠かせない。現在、1次検診として定着しているのが便潜血反応検査で、その効果は認められるが、現実に大腸がんは増えている。本郷メディカルクリニック院長で、大腸内視鏡検査の第1人者である鈴木雄久さんに、大腸内視鏡検査の有効性、上手な受け方について聞いた。
  術後の再発予防
標準治療は5-FUを中心とした点滴だが、最近は経口剤が増える傾向に
大腸がん手術後に出てくる再発をどう防ぐか
  監修三嶋秀行・国立病院機構大阪医療センター外科医長
  大腸がんは手術でがんを取ればそれで終わりとうわけではない。上手く取り切ったと思っても、やがてがんが再発してくる場合もある。では、その再発を未然に防ぐにはどうしたらいいのだろうか。その答えはこの記事をよく読んでもらいたいが、結局のところ、抗がん剤治療を上手にしていくことに尽きるようだ。どんな抗がん剤がいいのだろうか。
  医療費を節約する法
3割負担でも高い治療費は、医療相談室、ソーシャルワーカーなどに相談して節約を!
大腸がんにかかる医療費を節約するマル秘大作戦
  監修宮内佳代子・帝京大学溝口病院医療相談室課長
  大腸がんは治りやすいがんと言われているが、医療費は結構かかる。入院費用を含めた手術代は100万円以上かかる例も珍しくはない。治療が長期化すると、治療費は跳ね上がる。しかし、公的な医療費負担の仕組みも整えられている。帝京大学溝口病院医療相談室課長の宮内佳代子さんに、医療費を軽減する方法や社会保障制度について概説してもらった。
  腹腔鏡下手術
早期がんから進んだがんへ広がる治療の利点と欠点を考える
「患者さんにやさしい」と脚光浴びる腹腔鏡下手術
  監修渡邊昌彦・北里大学医学部外科学教授
  大腸がんは重要な役割を果たしている消化器であり、大腸がんと食事は、切っても切れない関係にある。とくに、大腸がんの再発を予防するためには、食事に気を配らなければならない。大腸がんと食事の関係についての研究の第一人者、京都府立医科大学分子標的癌予防医学大阪研究室の石川秀樹さんに、大腸がん患者さんのための食事療法について最新情報を概説していただいた。
  食事療法
「魔法の食事」はないが、熟成にんにく抽出物、乳酸飲料にも着目
「大腸がん患者さんのためのよい食事療法
  監修石川秀樹・京都府立医科大学分子標的癌予防医学大阪研究室
  大腸がんは重要な役割を果たしている消化器であり、大腸がんと食事は、切っても切れない関係にある。とくに、大腸がんの再発を予防するためには、食事に気を配らなければならない。大腸がんと食事の関係についての研究の第一人者、京都府立医科大学分子標的癌予防医学大阪研究室の石川秀樹さんに、大腸がん患者さんのための食事療法について最新情報を概説していただいた。
  大腸がん治療ガイドライン
転移・再発も早期に見つけて治療すれば治せるか大腸がん治療の全体像
『大腸癌治療ガイドライン』のポイントをやさしく解説する
  監修杉原健一 東京医科歯科大学大学院腫瘍外科教授
  ひとくちに大腸がんの治療といってもさまざまな治療法があります。大別すれば、手術、抗がん剤治療、放射線治療の3つですが、手術にもいろいろな方法があり、最近では抗がん剤と放射線を組み合わせる治療法もあります。「大腸癌治療ガイドライン」作成委員会の委員長をつとめた東京医科歯科大学大学院腫瘍外科教授の杉原健一さんに、大腸がん治療の現在を解説していただきました。
  最新トピックス
次々に新薬、新併用療法が開発され、目覚ましい進歩をとげる
大腸がん化学療法の最新トピックス
  監修久保田哲朗・慶應義塾大学医学部教授
  がんのつらい痛みを除去する治療法として、モルヒネなど麻薬性鎮痛薬(オピオイド)の使用がWHO(世界保健機関)によって推奨されている。しかし、日本のがん医療のなかでは疼痛の専門家以外はまだ麻薬性鎮痛薬の使用には逡巡しがちだ。一度モルヒネを使うと依存性が出て、やめられなくなるのではないか、という誤解が医師の間にも患者さんの間にも根強くあるからだ。痛みの治療に使用する限り、精神依存は発生しないことを動物実験で明らかにした鈴木勉星薬科大学教授に話を聞いた。
  直腸がん最新療法
手術前に放射線と抗がん剤を組み合わせ、直腸がんを小さくする術前療法
注目!人工肛門を回避する治療法「術前化学放射線療法」の現在
  監修渡邉聡明・帝京大学医学部外科教授
  大腸がんのなかでもやっかいなのが直腸がんである。とくに、下部直腸がんは人工肛門を余儀なくされたり、性機能障害、排尿障害などの後遺症が残るケースが少なくない。そうした後遺症の不安を回避する治療法が始まっている。手術する前に、放射腺と抗がん剤を組み合わせて使うことによって、がんを小さくする、術前化学放射線療法である。帝京大学医学部外科教授の渡邉聡明さんは、術前療法のトップランナーだが、最近では、術前にがんが消えたケースもあるという。
  抗がん剤全書
第1次治療は「FOLFOX+アバスチン」「FOLFIRI+アバスチン」が標準治療に
大腸がん患者さんのための抗がん剤全書
  監修水沼信之・癌研有明病院化学療法科副部長
  21世紀に入って、FOLFOX、FOLFIRIと呼ばれる治療法が抗がん剤治療の主流になり、2007年に分子標的薬のアバスチンが承認されたことによって、化学療法は新たな段階に入った。今後、アービタックスが承認されれば、5種類の抗がん剤で化学療法が行われることになる。癌研有明病院化学療法科副部長の水沼信之さんに、抗がん剤の現状を聞いた。
  大腸がんの分子標的治療
分子標的薬の登場で新時代を迎えた大腸がんの薬物療法
大腸がんの最新の薬「分子標的薬」治療の現在
  監修大津敦・国立がんセンター東病院臨床開発センター長兼通院治療部長
  2007年4月、日本でも分子標的薬アバスチン(一般名ベバシズマブ)が承認され、大腸がんの薬物療法に新たな地平を開きつつある。アバスチンは他の抗がん剤と併用するのが基本的な使い方になっており、現在では、FOLFOXかFOLFIRIと併用するのが一般的だ。アバスチンのあとには次々に新しい分子標的薬が出番を待っている。いったいどこまで進んでいくのだろうか。
  転移してもあきらめない最新療法
患者さんにとっては肉体的にも精神的にも負担が少ないのが最大の利点
大腸がんの肝転移にも力を発揮するラジオ波焼灼療法
  監修椎名秀一朗・東京大学医学部付属病院消化器内科講師
  経皮的ラジオ波焼灼術といえば、肝臓がんの治療の柱の1つ。手術と比べて体への負担が少ないことが大きなメリットです。しかし、大腸がんの肝転移などにもラジオ波が使えることは、まだあまり知られていないようです。東京大学医学部付属病院消化器内科講師の椎名秀一朗さんによると、ラジオ波はがんを100度に熱して死滅させるため、がんの種類を問わず効果があるそうです。
  副作用対策
医師と十分なコミュニケーションをとり、副作用を軽減するセルフケアの工夫を
より良い大腸がん化学療法のための副作用対策
  監修吉田元樹・大阪医科大学付属病院外来化学療法センター専任医師
  大腸がんに用いる抗がん剤の副作用は、薬の種類、投与期間などによって症状も程度もさまざまであり、なにより個人差が大きい。しかし、近年、副作用の比較的少ない抗がん剤の登場に加え、副作用への対策自体も進んできた。大腸がんの化学療法の効果を最大限に発揮するためには、いたずらに副作用を恐れるのではなく、医師と十分なコミュニケーションをとり、きちんと副作用に対する理解をしたうえで、患者さん自身が日常生活の中で副作用を軽減するセルフケアの知恵も求められる。
  患者さんにやさしい人工肛門ケア
新しい排泄口と仲良く暮らすための装具の選び方からケアまで
ここまで快適になったストーマ(人工肛門)の使い方
  監修武田信子・癌研有明病院医療支援センター医療支援室WOC外来師長・WOCN
  直腸がんの手術に伴い、一時的、または永久的なストーマ(人工肛門)になることがあります。新しい排泄の形に慣れるまではつらいものですが、最近では、ストーマにつける装具が非常に進化しているので、自分に合ったものを選び、適切な交換法を覚えれば、快適に生活できるようになります。専門看護師が提案する「手軽にできるケアのコツ」と「ニオイや漏れなどのトラブル解消法」をぜひ試してみてください。
   
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